2010年10月18日月曜日

オタク学入門

オタク学入門

現在のオタク:他ジャンルのオタク知識・見識は知らなくて当たり前。自分の興味あるところだけしか深くない。

オタクは自分で好きなものは自分で決める。世間が自分のことをわからなくて当たり前。仲間はずれにされても気にならない。

岡田の言うオタク:世間とは別の価値観を持ち続けるには、知性と意志が必要。その両方を兼ね備えている人間がオタク。

エヴァの衝撃:それなりに歳を重ねたオタクは、そこに投影されている「哲学・社会学」的なものを見出す。わかいオタクは感動した作品のスタッフや前作などの関連性には興味ない。ただ、「同じ様な感動を与えてくれる他の作品」に走る。

今のオタクは第三世代。第一世代のような「人生を捨てて趣味人として生きる」覚悟もない。第二世代のような「熱くアイデンティティーを語る」本気さも持っていない。生まれながらの「金をむしられるだけの存在」である。

強いオタク:世間からの冷たい視線を跳ね返す知識と意思を持つためには、自分の好きなものだけを観ていてはダメという感覚があった。

わかりやすい映画はわかりやすい解釈を好む。その先に進めるか進めないかは、その人の意志に大きく依存する。⇒必然的に大衆は楽チンな方向にすすむ。

第二世代のオタクの弱点:アカデミズムで取り上げられた論考をそのまま鵜呑みにしてしまう。一種のエリート主義。

文化を維持するには、それなりのプライドとか誇り、良い意味での排他性が必要。今のオタク世代には快楽主義しかない。

オタク文化の成立には、「子供っぽい大人」「大人っぽい子供文化」が両立していることが必要。境界線が無いのが特徴。

無理して大人になるよりも楽して子供っぽく生きる。 日本の全世代・前回層が無意識に求めている生き方。 何かあると責任者に土下座させないと気がすまないマスコミ。

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