2010年9月23日木曜日

MBAの思考

MBAの思考

良い記憶:何がポジティブで、何がネガティブかを脳と殻だが経験する必要がある。ここに価値の体系を与えるのが、個々人の持つ倫理である。

慣れ親しんだ世界に篭っているより、様々な情報や刺激に晒される場所に身を置くほうが得られるものは多い。 

ロールモデル:誰か尊敬する人の真似をするだけでわれわれは成長できる。間接的な経験によっても、あたかもそれを実際に経験したかのように考える・捉えることができる。

最初に真似から入るのはいいが、その先のことも考える必要がある。旅立ちの時を常に思い描いていなければ、成長しない。

思考についての思考:思考の前提を切り崩して、解体し、さらに思考しなおして組み立てる。 この際、失敗を犯して(取り返しのつく程度)みる(成功のように見えても、それを失敗として考えてみる)のも一つの手。

競り合い:二人だけの時に、多くの人の注目を浴びている時に、落札される金額はそうでないときよりも高くなる。

厄介な問題:解決策が明確に定まらない問題(貧困問題と資本主義、文化の違い)
システムに沿って問題を取り扱うのではなく、ブレーンストーミングの場などを設けてよい方向に経営の舵が切れるようにもっていく。

デザインシンキング:イノベーションの対象はもはや物理的な製品にとどまらない。サービス、ヒューマンリゾース、コンサルタントどこにもイノベーションの可能性は潜んでいる。

エジソンのアプローチ:事前に考えられた仮設を検証すること(ロジカルシンキング)を目的とするのではなく、試行錯誤による朝鮮から、実験家達が新しいことを学べるように支援することを目的としていた。

メタファー:実在する特定領域から他領域にイメージやアイデアを移転する。
アリストテレスによると、実効性の高いメタファーは口に出されたとたんに情報を伝えるもしくは、人間の指向がこれにわずかに遅れてついてくるものである。ここには何らかの学習プロセスがひそんでいる。

メタファーはあくまでもイマジネーション:論理的ではないため、忌避されがちだが、メタファーから誘発される知の旅は、論理によってばさばさと切り取られた木の枝が再生する役目を果たす。

なにより重要なのは、メタファーが誘発する議論において、真実や正当性を求めないこと、そして気軽に比喩的に新規性を探ること。

Face to faceのコラボレーション:重要な専門知識、連帯責任を身につけさせるにとても重要なこと。社内においても、社外においても同じ。

CQcultural intelligence 文化的先見性
己の意欲を維持する方法:見返りをすぐに求めない。それは何時やってくるかわからないものであるから、固執するべきもので無いと考える。

高次元で自己成長を実現するためには、多くの成功と失敗を経験できる環境を整えることが必要。このとき、心の安全地帯が必要である点は付記されたい。

レヴィストロースのブリコラージュ:その場限りのもの・方法によって「どうしても作りたいもの」を生み出す方法。一回限りで何かを生産するという場面では、手元に転がっている有り合わせの材料をつかって何とかするしかない。

アフォーダンス:環境が、そこに生活する人や動物に与える意味。
環境の中を移動するという行為は、単なる物理的な移動にとどまらず、周囲と対話したり、文献を当たったりしながら、知らなかった情報を徐々に明らかにしていくプロセス。

先を見越しながら、目の前にある複数の選択肢を検討しつつ、その上でまず一歩を踏み出してみると、環境が与える意味が変わってくる。(同じ環境にあっても、同じ書物を読んでも、同じ講義を聴いても受け止めるヒトの意識・経験次第で、そこから得られるものは十人十色である)

トップクラスの人の動きを良く見ること。できれば一緒に仕事をすること。始点を共有する経験を得ることは物凄い経験値となる。


頭を使う、考えるということには努力がいる。額に汗かいてする労働にも似た厳しさがある。人は色々な言い訳を自分に設け、このハードワークから逃避しがちである。

自分の人生の信念に合い、腰を落ち着かせて取り組むことのできる事業の目処が立ったとき、起業の準備をする。

企業のトップと仕事をする時は、企業の問題を十分に把握し、同じ様に考える頭を持たなければならない。こちら側の情熱や努力を示すのはNG。控えめであること・謙虚であることが第一に要求される。

同一パターンの繰り返しは思考の硬直を生む。つねに新しいパターンを求め、頭にインプットし、しばしば古くなった考えを箱の中にしまっておくほうがよい。

自分のアイデアを伝えるためには:生々しい洞察力と物語性。想像力と優れた物語の原理を自在に操ることができれば、聞き手は拍手喝さいで話し手に聴き入る。
ある考えを一つの感情に結びつけること。

今後のビジネスにおいて、物語論、哲学、歴史が取り入れられていくのは間違いない。広く・深く勉強に励むべし。

0 件のコメント:

コメントを投稿